自分の人生を振り返ってみるといつもお金に苦労していたなあ、と苦い気持ちで思い出す。
子供の頃からいつもお金に困っていた。家が貧乏だったせいもあるけれど月給制で家の手伝いをしていてその給料の中でやりくりしろと言われていた。
幼い頃我が家の家業は養豚業で豚に毎日餌やりをする。その月給が確か150円だったような気がする。金額の話を聞いてもピンとこないだろうが中学卒業して働き始めていた兄が1万円以下の給料だったような気がする。
昭和37,8年のことである。気になったのでネットで昭和35年の大卒初任給を調べたところ13000円であった。中卒で8000円というのは大体あっている記憶ではないか。
私の給料の基準になっていたのが漫画の値段で1冊30円くらいだった。少年マガジンを毎週買って読むことができる。
150円の給料というのは今の価格に換算すると2000円位になる。小学校4年のときだったとして毎月2千円のお小遣いは結構な額ではないか。養豚業なんてそんなに儲かる商売でもないのに親は結構頑張って私に給料を払っていたんだなあ、と今頃思う。
60年前の親に感謝してもその親はもういない。
そういう感傷はともかくとして大好きな少年マガジンを毎週買うお金はあったけれど同じくらい人気のあった少年サンデーも読みたかった。
「読みたい、買いたい、何としても欲しい」と欲が先に立てば親から十分な給料をもらっていてもお金は足りない。2冊買ってもらっている友達がやたら羨ましかった。(買えない人のほうが圧倒的に多かった、などということは考えもしなかった。)
欲が先に立てばお金はいつも足りない。
金、金、金
そればっかりではなかったけれど嫌な人生を送ってきたなあ、と借金抱えている自分を見つめて嫌になってしまう。
当分借金の返済は終わらないけれど終わったらせめて家族に喜ばれるお金の使い方をしたい。そのためにも私は元気で長生きしたい。
せめて80までは。5年くらい妻にいい思いをさせなければ死ぬにも死ねない。今はそんな思いでいる。
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