齢七十を超えて多額の借金を背負ってしまった。結果として七十を超えてしまっているが七十前から借金がスタートしたので約2年の結果である。
人間七十にもなればそれなりの分別判断力もつくものと勝手に思っていたが人間の煩悩はそう簡単に抜けるものではないらしい。
煩悩とか欲望とか言ってもほんの少しの欲望が、ほんの少しのな煩悩がいろんな正常な判断を狂わせてしまった。
大した欲望を持っていたわけではない。あと2,3万円の収入があれば毎日の支出を心配することもないし汲々とした生活から抜け出すこともできる。多少の貯えも作れる。
副業でも探して毎月2,3万円の収入を稼ぎ出したかった。ただそれだけのことがこんな大きな借金のもとになってしまった。
いや、違うな。それではきれいごとすぎる。もっともっと遊びたかった。車もベンツやアストンマーチンのような高級車に乗りたかった。腕時計はローレックスでもパネライでもいい。それを身に着けていい格好したかった。こんな愚にもつかない欲もあった。生活のためだけ、と言ったなら自分をかばいすぎる。
一番大きな欲望は、欲望と言っていいのかどうか分からないが「俺はこんなもんじゃない。もっと大きなことが成し遂げられるはずだ」という思いがずっとあってその何かを成し遂げるために、その何かが何なのかもわからずむやみに悪あがきしていた。
自分にとことん好きなものがあればいいのだが、あれもやりたいこれもやりたい、で結局みんな中途半端になってしまい嫌な見苦しい欲望だけが残ってしまった。
そういうことなんだろうか。
欲望は自分自身を食い尽くす。
改まってなぜこんなに借金してしまったのかと問われれば際限ない欲望の結果と答えるのが正解のような気がするがそれでは中身は全く分からない。
ゆっくり、少しずつ振り返ってみよう。
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