都知事選の考察

 史上まれに見るくだらない選挙戦が展開されている。立候補者数は実に56人である。馬鹿げた数字だ。立候補者数が多いのは許せるにしてもその殆どが当選目的ではなく東京を少しでも良くしようという目的でもなく単なる私利私欲に基づいた立候補であることがバカバカしさを募らせる原因であり許せる行為ではない。

 世の中にはいろんな人がいていい。それは大いに認めるところであるが、人を、制度をバカにするような行為は断じて許せることではない。

 30人がこういう輩の立候補だとして300万円の供託金は没収されるだろうから多額のお金のかかる選挙の少しは足しにはなるが掲示板の追加など余計な出費もあるのでそれほどのプラスにはならない。

 人の選挙妨害をしてユ-チューブの視聴者数が伸びて収入アップに繋がったりするので供託金を出す方もそれほどのダメージはなく返ってプラスの収入になるのかもしれないがそいうことが許される選挙制度は早く改正してほしいし馬鹿げた動画を提供して視聴者数が増えれば収入も増えるといいうプラットフォーム側も制度を考えて欲しい。
 考えてみてほしいのだが、売れるからといって店頭に麻薬を並べて売っていいわけではない。麻薬販売は犯罪行為だからそもそも店頭に並べることさえできない。ところがユーチューブなどのプラットフォーム側は犯罪行為に近い(一部は犯罪行為と認定されている。判決は出ていないが)

 選挙妨害などの動画をアップさせるのはいかがなものかと思う。

 掲示板もひどいことになっている。私は電車で青梅線の中神駅まで通っているが途中見かける掲示板はほとんどが空きスペースとなっている。当選を争うような有力候補のポスターは貼られているがそれもせいぜい10枚程度で賑やかな掲示板があるかと思えば中神駅南口掲示板のように同じ立候補者のポスターが24枚も貼られているケースもある。

 私は確認していないがいかがわしい店のポスターが貼られていたりヌードポスターが貼られていたり秩序崩壊状態のようである。

 東京は日本を代表する都市、そこがこういう状態ということは「これが今の日本の民度なのかなあ」と悲しくなってしまう。GDPの順位が落ちていくのも国民一人あたりの収入が落ちていくのも世界の競争力指数が落ちていくのも技術力が落ちているから仕方ないことと思うがこの民度の低下はなんとかならんのだろうか。
 やってはいけないことはやってはいけないんだ。法律があろうとなかろうと。でも、やってはいけないことを公衆の前で平気でやるようになってしまったこの民度の低下を食い止める方法はないものだろうか。

 昔は良かったなどと言うつもりはない。でも公衆の前で人々が眉をひそめるようなことはやってはいけない、という普通の感覚を普通に持ち続けるべきだ、という考えはもう古いのだろうか。いや、そもそも私が持っている普通という感覚が狂っているのだろうか。

 そんなはずはないと思いたいが自信がなくなってっしまう。 
 バカバカしい選挙だが考えさせられうことは多い。


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